研究室について

健全な水環境の創出と持続可能な地域の創造を​目指して

下水道は、浸水防除、公衆衛生の向上、水質保全の観点で重要な役割を果たしてきましたが、近年はこれに加えて、下水管渠を通じて収集される資源を回収し、下水処理場を地域活性化の拠点、エネルギー拠点へと進化させることが期待されています。本研究室では、下水道を教育・研究の中心に据え、健全な水環境の創出と持続可能な地域の創造を目指した研究に取り組んでいます。フィールド調査、実験、計算機シミュレーションを組み合わせ、反応機構の解析や物質収支の議論を行うことにより、未知な現象の解明とその基礎原理に基づく水処理技術の確立を目指します。また、基礎研究からスケールアップによる実用化までをシームレスに進めることにより、学術の発展に加えて持続可能な社会の実現に直接貢献したいと考えています。